ヒトがいつ頃からお酒を飲み始めたか?
スポンサードリンク
〝相当昔から〟
というしかありません。おそらく人類が、文字や道具を発明して文明を築き始めるずっと以前、つまり有史以前からヒトはお酒を飲み始めていた事だけは間違いありません。
2009年1月現在、人類がお酒を飲んでいた〝証拠〟として最も古い遺跡は、中国で発見された遺跡で紀元前7000年くらいのものですが、その遺跡から出土された陶器の破片から米や果物、あるいは蜂蜜を原料にして造ったと思われる醸造酒の成分が検出されたそうです。
その頃はすでに〝お酒を造っていた〟のですから、人類が最初に〝お酒を飲んだ〟のはそれよりもっと古い時代だと思われます。というのは、基本的にお酒は自然の中でも造られるからです。
木の洞(うろ)や岩のくぼみなど、泥水にならないような水溜りに、果物など糖分を含んだ物が落ちると、天然の酵母の作用によって発酵して、お酒が勝手に出来てしまう事があります。俗に言う〝猿酒〟といわれる物なのですが、人類が最初に口にしたお酒は、おそらくこの天然の力によって造られた猿酒だっただろうと思われます。
アルコール飲料のもつ、甘ったるい独特の芳香と、飲むと胃袋に染み渡る不思議な感覚、そして飲んだ後に訪れる開放感と、身体が熱くなる感覚に人類は
「もっと飲みたい! ヽ(`Д´)ノ 」
と思ったのでしょう。
猿酒は、猿が木の洞に果物を集めて造った物だという俗説がありますが、残念ながら猿にそこまでの知恵があるかは疑問です。しかし、人類には猿酒を作り上げるだけの悪知恵は備わっていました。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 人類が最初に〝自分で作ったお酒〟が、どんなお酒であったか?
- 人類が最初に〝自分で作ったお酒〟が、どんなお酒であったかというのは、有史以前の事......
- ワインなどの果実種のルーツ
- ワインなどの果実種のルーツはこれまで書いてきたような経緯ではないかと思われますが......
- 醸造酒という〝お酒〟
- こうして発明された果実酒や穀物酒を〝醸造酒(じょうぞうしゅ)〟と言います。醸造酒......
- 錬金術師とお酒
- 錬金術師の行っていた怪しげな実験は、大部分が役に立たない物ばかりでしたが、この時......
- 醸造酒と蒸留酒と混成酒
- 製造法でお酒を分類すると、醸造酒と蒸留酒に大別されますが、その後登場してきたのは......
