アルコール依存症の治療法-2

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絶えずアルコールを欲しがっている重度のアルコール依存症患者を治療するには、通常の通院治療では治せません。

本人の意思に拘わらず〝強制入院治療〟が必要になります。

これも麻薬や覚せい剤中毒患者に対する治療と同じで、

〝アルコールが手に入らない世界で、身体からアルコールを抜く〟

というのがアルコール依存症患者の基本的な治療法です。

前述のように人間を含む哺乳類は、刺激に対して体調を一定に保とうする〝ホメオスタシス〟機能を持っています。


酒を飲んで血中にアルコールが混ざると、体温や脈拍に異常が発生しますので、そのホメオスタシスが働いて、体調をコントロールし、〝日常と変わらない状態〟へと、体温や脈拍を整えるわけですが、アルコール依存症になってしまうと、血中にアルコールが混ざっている状態こそが、

〝日常と変わらない状態〟

だと、身体が勘違いしてしまい、血中からアルコールがなくならないように常に酒を欲するわけです。

この状況を治療するには、血中にアルコールがない状態が、〝普通の状態〟だと、身体が感じるようになるまで、断酒を続けなければなりません。

この断酒治療を、普段通りの日常生活の中で行うのは不可能で、専門医の居る病院で入院治療するしか方法はありません。

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