飲み屋の種類~居酒屋
居酒屋と呼ばれる飲み屋の定義は
〝酒と肴になる簡単な料理を提供する店〟
だという事になりますので、広義の意味で言えば
〝全ての飲み屋が居酒屋 ( ̄~ ̄)〟
という事になってしまいます。
しかし、現在居酒屋と呼ばれる飲み屋は主に、3種類くらいの飲み屋になるようです。
一つ目はいわゆる〝チェーン店系居酒屋〟で、『和民』とか『酔虎伝』といったファミレスみたいだけど、提供しているのは酒がメイン、といった店でしょう。
こうしたチェーン店系居酒屋の特徴は、
〝明朗会計で誰でも気軽に入れる ヽ(´∀`)ノ〟
という点です。
〝座っただけで○万円 Σ(゚ロ゚;)〟
といった東京・銀座の高級クラブと違って、チェーン店系居酒屋では座っただけで課金される〝チャージ料〟というものは基本的にありませんし、メニューもビール一杯からコース料理に至るまで、全てハッキリとリーズナブルな単価が明記されていますので、支払いする時までいくら請求されるかわからない、という心配もありません。
さすがにきれいなおね~ちゃんや、イケメンのホストが接客してくれるというサービスはありませんが、晩酌と食事を一緒にする単身赴任者が、一人でフラッと訪れたり、仲間で気軽に酒を飲んで盛り上がりたいなど、
〝外で酒を飲む入門篇〟
としては最適のお店と言えるのが、チェーン店系居酒屋です。
居酒屋と呼ばれる飲み屋は、結構〝歴史のある飲み屋〟で、日本の飲み屋で最も古いと言ってもいいでしょう。
今でこそ外食産業というものが定着し、食事にしてもお酒を飲みに行くにしても〝お店〟に行くのは当たり前なのですが、実は日本で〝店舗販売〟というものが登場したのは、なんと江戸時代に入ってからなのです。
そんな江戸時代に酒を販売していた店で、酒を売るだけでなく
〝その場で酒を飲ませるサービス (*´ω`)〟
が登場しました。最初に酒を勧めたのが酒屋だったのか、あるいは勝手に客がその場で酒を飲み始めたのが習慣になってしまったかは不明ですが、酒屋は簡単な肴も提供し始め、そんなサービスは
〝その場に居ながら酒を飲む〟
というのが語源になって〝居酒屋〟と言われるようになったわけです。
この〝元祖・居酒屋〟とも呼べる、
〝お酒を飲むスペースがある酒屋〟
というのは現在でも実在しています。大阪では〝立ち呑み〟、九州では〝角打ち〟などそれぞれの地方独自の愛称で呼ばれており、大阪や九州だけでなく日本全国の酒屋で、居酒屋スペースを提供している酒屋があります。
このタイプの〝居酒屋〟は、主に年配の方のコミュニケーションサロンになっているようで、これが〝現代の居酒屋〟のふたつ目のパターンです。
居酒屋と呼ばれる飲み屋の3つ目のパターンは、いわゆる
〝和風飲み屋〟
です。和風の飲み屋であるパターンの居酒屋は、ふたつ目で説明した〝お酒を飲める酒屋〟が、酒屋よりも酒を飲ませる飲み屋をメインにした店の〝末裔〟だともいえます。
寿司屋や和食を提供する専門店も広義の意味では〝居酒屋〟だと言えない事はありませんが、寿司屋や和食専門店はあくまで
〝料理を提供する事がお店のメイン〟
ですので、そういう店を居酒屋と呼ぶのは、お店としても心外でしょう。
最近の居酒屋で多いのは、昼間は大衆食堂として経営し、夜になると料理と酒を提供するようなお店が多いようです。
こういう店では経営者の気分と予算に合わせた一品料理が、カウンターの上に大皿に山盛りされて出されているような所が多く、料金は結構リーズナブルになっています。
また、こうした〝和風飲み屋〟の一種で、お店で出す料理に非常に凝った物を出す店を
〝小料理屋〟
などと呼ぶケースもあります。
小料理屋には、気さくな大将や女将が家庭的な雰囲気でやっている料金もお手頃な店も少なくありませんが、小料理屋の中には厳選した食材を職人技で料理して提供する高級店もありますので用心しなければいけません。
家庭的な小料理屋と、高級小料理屋の区別は、外の店構えでもだいたいわかると思いますが、「おしながき(またはメニュー)」に書いてある料理の単価をチェックすればわかるでしょう。
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